診療内容
Occlusion of Teeth
噛み合わせ治療
噛み合わせ治療とは ?
虫歯・歯周病のリスクを下げ、お口の健康を守ることにつながります。

噛み合わせとは、上の歯と下の歯を噛み合わせた際の接触具合のことを指します。こちらを咬合といいます。
噛み合わせが悪いと身体にさまざまな影響を与えるため、歯並びや顎関節など、口腔内における全体的な治療が重要です。
噛み合わせ治療の特徴
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口腔機能の改善噛み合わせを改善すると、口全体の機能が向上します。咀嚼がしやすくなり、消化を助け、満腹感を得やすくなるため、食べ過ぎの予防にもなります。さらに、誤嚥しにくくなり、むせる症状の改善にもつながります。見た目の美しさにも影響するため、顔の歪みが気になる方にもおすすめです。
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頭痛や顎関節症の予防噛み合わせの改善は、頭痛・肩こりや顎関節症の予防にも効果があります。口が開けにくい、開けたときに音がする場合は顎関節症の可能性があり、悪化すると痛みやストレス、歯ぎしりの原因にもなります。早めの治療が大切です。
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長期的な歯の健康維持噛み合わせが悪いと歯磨きがしにくくなり、虫歯や歯周病、口臭の原因になります。歯の健康を保つためにも噛み合わせ治療は効果的です。さらに、歯並びが整うことで笑顔に自信が持て、人とのコミュニケーションもスムーズになります。
当院の噛み合わせ治療のポイント

当院では、噛み合わせのズレを詳細に分析するため、特殊な型取りとフェイスボウを使用して顎と歯の位置関係を記録。その後、半調節性咬合器を使って診断を行い、問題を特定します。この装置は全国でも約1%の歯科医院でしか導入されていない貴重なものです。

院長は一般社団法人 IPSG包括歯科医療研究会に所属している咬合認定医です。現在も同研究会に在籍し、常に新しい噛み合わせ治療の技術と知識を追求し、研鑽を積み重ねている咬合のスペシャリストです。
当院の噛み合わせ治療の種類と技術
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咬合調整
噛み合わせがおかしい原因を特定し、それに応じた咬合調整(早期接触の除去)を行います。噛み合わせのズレが少ない場合は、歯の一部や被せ物を0.1mm程度削合することで噛み合わせを正常に戻していきます。
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矯正治療
噛み合わせのズレが大きい場合や、ご自身の歯を削って噛み合わせ調整を行うことに抵抗がある場合は矯正治療が選択肢に挙がる事もございます。矯正医と連携し、見た目の改善とともに機能的な改善を目指して治療を行います。
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スプリント療法
噛み合わせの悪さによる早期接触は、歯ぎしりや食いしばりを引き起こし、歯に過度な負担をかけて神経の壊死や破損を招くことがあります。
当院では、スタビライゼーション型スプリントを使ったマウスピース治療で噛み合わせを整え、歯や顎関節への負担を軽減し、症状の緩和を図ります。
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ボトックス注射による改善
マウスピースは異物のため、どうしても装着に慣れない方がいます。
その場合は、ボトックス注射で噛む筋肉を弱らせる提案を行うケースがあります。
噛み合わせ治療のプロセス
STEP1 | 初回診察と診断 |
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STEP2 | 噛み合わせの測定と評価 |
STEP3 | 治療計画の立案 |
STEP4 | 定期的な調整とフォローアップ |
噛み合わせ治療の費用
治療費の内訳
名称 | 料金 | 備考 |
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噛み合わせ診査 | ¥33,000 | 印象採得、写真撮影、フェイスボウ |
診断結果作成・説明 | ¥16,500 | 簡易的な調整費用含む |
自己負担
*保険診療で行える範囲は随時使用していきます。
よくあるご質問
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寝ているときに歯ぎしりや食いしばりがあるのですが、噛み合わせに関係ありますか?
- 就寝時の歯ぎしりや食いしばりは噛み合わせを変化させる原因となります。また、もし噛み合わせに違和感がなくても、歯そのものに大きな負担がかかり、歯の寿命を短縮させる要素です。
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噛み合わせが悪いとはどんな状態ですか?
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出っ歯や受け口のような審美性(見た目)の問題や、口を開けると顎が痛む、噛むときに左右差があるといった機能的な問題が生じている状態のことを指します。また、頭痛、肩こりといった口腔周囲の症状も噛み合わせが悪いことが原因になっていることもあります。
機能的な問題をそのまま放置していると、歯や顎関節・口腔周囲筋に重篤な障害が生じてしまう可能性もあるため、一度当院にご相談頂ければと思います。
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噛み合わせ治療にはどれくらいの期間がかかりますか?
- 顎関節の状態、歯列の状況、歯ぎしりの有無等によって治療期間は様々です。まずは現在の噛み合わせが正常かどうかの診査を受け、どれくらいの治療期間が想定されるのか相談頂くことが最適だと考えます。
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歯並びがかなり悪いのですが、矯正できますか?
- 噛み合わせの状態によって、適切な治療方法は異なります。軽度の場合は、マウスピースの制作や歯、被せ物をほんの少し削るなどの微調整を行い噛み合わせを改善します。中度から重度の場合は、奥歯に被せ物を装着して噛む位置を調整したり、必要に応じて矯正治療を受けていただく場合もあります。まずは医師による詳しい診察を受け、あなたに合った治療方法をご相談ください。